2024/08/20奥戸CSNew!
国語は思考力の基礎だとあらためて感じた件。
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。
作文や読書感想文と聞くと
それだけで「うわ、面倒だ」「大変!」などと
あまり良い印象を持たない人が少なくないのでは
と思っています。
夏休みの宿題としてよく名前の挙がるこの“作文”。
大人は仕事で毎日のように文章を作りますから、
夏休み作文くらいは頑張って書けば…と思いますが
子どもたちにとってはなかなか“強敵”のようです。
中学生が頭を抱える“税の作文”や
小中学生が深いため息をつく読書感想文が
この8月の終わりになって、
まるでゲームの最終ステージのボスキャラのように
立ちはだかり、最後まで苦しめるようです。
かく言う私も、今でこそ毎日のように
このブログを書いていますが、
小中学生の頃は文章を書くことは大の苦手で
作文はおろか絵日記や一行日記でさえも
書けない筆不精でした。
ここ数日間。
毎日のように自習室に来て、
読書感想文を書いている小学生の子がいます。
「ここまで書けたから読んで」
と、原稿用紙を持っていろいろな先生のところへ
駆け寄り、意見を求めるのです。
その子の読書感想文、ひと言でいうと
とてもよく書けています。
読んでいて、本のストーリーが見えてくるし
感動したポイントがコンパクトにまとめられ
その理由などもきちんと書かれています。
こう比較するの仕方は良くないのかもしれませんが
中学生が書く作文より上手いかも…と思うくらい
上手に書けているのです。
文法的に修正した方が良い点、言葉の選び方、
主語述語のねじれがあるなど
いくつか課題点はあるのですが、
全体の流れとして文章がまとまっている上に、
読んでいて面白い。
読んでいて気になったポイントは指摘して
その場で直すように提案はするのですが、
直し過ぎるとその子の書いた文章の良さが
薄まってしまうのではないかと危惧して
どこまで添削するのが正解なのか、悩むのです。
本を読む。
感想を言葉にする。
原稿用紙に手書きで文章を書く。
そしてそれを先生に読んでもらい
意見を求める。
小学生で、自らこれだけの行動ができていれば
もう「優勝です!」と言ってあげたい。
動画配信や画像生成AIなど“見ればわかる”ものが
すぐそこにあるのが当たり前になっている昨今。
でもそれは、“見なければわからない”を
たくさん作っているのかもしれません。
国語の授業をしていると、
・驚くほど言葉を知らない
・文章を読んでもその意味を読み取れない
・考えや意見を記述できない
・そもそも、長文が読めない
…などなど、子どもたちの文章力、読解力が
全体的に低下してきているのではないかと
不安になることが少なくありません。
取扱説明書というものがなくなり、QRコードを
スマホで読み取れば説明動画を視聴できます。
音声通話だけだった電話に変わり、
オンラインミーティングアプリが普及して
画面越しに会話ができ、画面共有などもできます。
長文での手紙文やメール文のやり取りは減り、
SNSでの短いメッセージやスタンプのやりとりに。
読まなければ…聞かなければ…ということが減り
“見ればいいよね”が増えている気がします。
確かにラクですし、早いです、便利です。
しかしながら…。
あ、話が思わぬ方向へ脱線しそうなので
今回はこの辺で終わろうと思いますが、
読む、聞く、書く、話す、そして考える、
思考の根本にあるのは言葉、文章、国語力だと
前述の子の書いた読書感想文を読んでいて
あらためて思いました。
「国語」ときちんと向き合いませんか?
今後の夏期講習日程
※8/23(金)は閉室です。
■後期Ⅳ期:8/24~は通常授業と同じ時間割で実施。
(8/25は閉室)
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