Arrows日誌

Arrows日誌ARROWS DIARY

2024/08/10奥戸CSNew!
問題文を読まない小中学生たち。
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。

夏期特別企画『夏期集中特訓』2日目。
今日も朝から受験生たちが奥戸CSに集まり、
各々の志望校合格へ向けて全力で勉強しました。

小6も中3も、まず問題を解いてもらい
その後、各担当教師が解説授業をするのですが
どの担当教師も必ず大声で叫んでいた言葉が

問題をちゃんと読めーっ!

というものでした。

中3の英語も、国語も、数学も、理社も。
小6都立中受検対策の作文も適性も。
どの解説授業でも、少なくとも1回は先生が
口にした言葉です。

問題をしっかりと読みなさーい!

どんな試験問題にも、
当然ですが問題文があります。

国語であれば
「次の文書を読んで後の問いに答えなさい」

数学でも、理社でも
何を手掛かりとし、何を試し、何を求めるか。
それは文章で説明されています。

ですから、まず問題文をしっかりと読み
その内容を理解して、条件などを確認してから、
問われた内容について考えます。

何を当たり前なことを…と思うかもしれませんが
今の子どもたちを見ていると、
問題文を読んでいるとは思えない間違いが多いのです。

例えば算数や理科の文章題では、
問題文に書かれている数字を目で軽く追っただけで、
文末の「〇〇を求めなさい」を見てすぐに解き始めます。

細かな条件や約束事などは読み飛ばしていて、
(そもそもそれらに気付いてもいません…)
「きっとこの問題は〇〇算だ!」とやっつけるのです。

計算して出てきた数字も、題意を満たしているかの
確認をすることなくそのまま解答欄に書きます。

クラスの生徒数を「135.2人」としたり、
小学生が走る速さを「時速360㎞」と書いたり…。
 
英語や国語、社会でも問題を読まないミスが多発します。 
スマホなどで画面をスクロールして、
パッと目につく言葉を拾い読みする癖がついているからか、
本当に今の子たちは“飛ばし読み”をしています。

試験時間が気になることもあって、
意識が「先へ、先へ」となるためでしょうか、
本文の内容を正確に読み取ったり分析することもせず
びっくりするくらいの早さで設問を解き始めます。

「正しいものを選べ」なのか「正しくないものを選べ」なのか。
「一つ選びなさい」なのか「すべて選びなさい」なのかも見落とし、
 挙句の果てには、「ア~エの中から選びなさい」とあるのに、
解答欄にしっかりした文字で「B」と書いてみたり…。

「正解」することよりも
「早く終わらせる」ことを優先しているからなのか、
面倒くさい作業を早く終わらせたくて適当に処理するのか。

なぜ問題を解くのに、その問題文を読もうとしないのか、
それこそが最も難解な“問題”なのです。
 
プリントの空欄を埋めるだけの勉強。
問題集と同じ式があらかじめ印刷された計算ドリル。
懇切丁寧に「ノート」代わりのプリントを配付する先生。
選択肢から一つを選ぶだけのタブレット端末の問題。
「わかりません」というだけで全て教えてくれる塾の先生。

「手間のかからないこと」が当たり前になりました。
やる気のない子、勉強が嫌いな子ほど問題文を読むのを嫌がり、
点数はそこそこでいいからとにかく早く終わらたい…
という表情で、さっさと解答欄に文字を入れていきます。

当然、採点していくと不正解ばかりが続き…でも、
いくつかは正解できてしまうこともあり、
問題を読まずに解くことを生徒はそれほど気にしないのです。

解説授業の中で先生が問題文を音読すると
「あ、そういうことか!」と
自分の間違いに気づき、自分で直せてしまう子がいます。

問題を読めていれば気付けたであろうことなのに、
人に読んでもらい耳から聞いて初めて気づくのです。

どうして問題を読まずに解こうとするのか。

一方できちんと問題文を読めている子もいますから、
何もかもを時代のせいにして済ませたくありません。
いろいろと生徒のことを観察したり、
様々な文献を調べたり…と探る日々が続きます。

受験勉強をする子が通う「塾」であってもそうなのです。
学校現場ではもっともっと大変な状況にあるのかもしれません。

これはあくまでも「個人的に」ですが
問題を読まない子に多いと感じる傾向をいくつか挙げると…

忘れ物が多い子、よく物を落とす子。
あまり考えずに、当てずっぽうに答えを書く子。
ノートや解答欄の字が雑、汚い子。
何をやるのも面倒くさがる子。 
授業の終了時間や周囲の子の動向ばかり気にする子。
ボーっと自分の世界に入ったままの子。 
人の話を最後まで聞けない子。
こちらがまだ話をしているのに話をかぶせてくる子。
大人に対して敬語で話ができない子。
…などなど。

字面を目で追うことはしていても、
その文章の意味することを正しく汲み取らない。
あるいは表層だけを読んで「読めた」気になり、
行間を読むことや、出題者の狙いに気づけない…
ということが本当によくあるのです。

もったいない!

何かと慌ただしく生きる時代になったものだと思います。
しかし、どんなに時代が変わっても
情報伝達手段の最たるものの一つである文字・文章は、
正しく発信&受信がされなければいけません。

問題文をじっくりと読んでから、問題を解きましょう。



さて問題です。

6人でかくれんぼをして遊んでいます。
4人見つかったら、あと何人隠れているでしょう?

さあ、明日も、夏期集中特訓、頑張りましょう!


★お盆閉室期間:8/12~8/16 完全閉室です!
 
■後期Ⅱ期:8/17~8/19 10時30分~22時00分
■後期Ⅲ期:8/20~8/22 10時30分~22時00分
 (8/23は閉室)
■後期Ⅳ期:8/24~は通常授業と同じ時間割
 (8/25は閉室)

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