2024/05/28新船橋CSNew!
漢検とは・・・
こんにちは,進学塾3Arrows新船橋CSの松岡です。
さて,今回は漢字検定についてです。
正式名称を「日本漢字能力検定」といい,毎年6月,10月,1月の3回実施されています。
漢検(日本漢字能力検定)は,漢字の読み書きや意味の理解,熟語の知識を測る試験で,
級ごとに難易度が異なります。以下に各級のレベルについて説明します。
1級
レベル:大学生・一般向け
内容:常用漢字外の難読漢字や熟語,漢字の書き取りや読み取り,四字熟語,故事成語など,非常に高い漢字知識を問われます。
準1級
レベル:高校生・大学生・一般向け
内容:常用漢字を超えた難読漢字や熟語,漢字の書き取りや読み取り,四字熟語など,1級に次ぐ難易度。
2級
レベル:高校卒業程度
内容:常用漢字2136字を全て含む読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
準2級
レベル:高校2年生程度
内容:常用漢字2136字のうち約1940字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
3級
レベル:中学校卒業程度
内容:常用漢字2136字のうち約1600字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
4級
レベル:中学校在学程度
内容:常用漢字2136字のうち約1300字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
5級
レベル:小学校6年生修了程度
内容:常用漢字2136字のうち約1006字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
6級
レベル:小学校5年生修了程度
内容:小学校で学ぶ1006字のうち約825字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
7級
レベル:小学校4年生修了程度
内容:小学校で学ぶ1006字のうち約640字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
8級
レベル:小学校3年生修了程度
内容:小学校で学ぶ1006字のうち約440字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
9級
レベル:小学校2年生修了程度
内容:小学校で学ぶ1006字のうち約240字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
10級
レベル:小学校1年生修了程度
内容:小学校で学ぶ1006字のうち約80字を対象とした読み書き,熟語,漢字の意味,部首など。
これらの級に分かれているため,学習者のレベルや目的に応じて適切な級を選び,
漢字の知識を体系的に深めることができます。
中学生のうちに漢検を取得しておくと後々メリットを感じることがたくさんあります。
【メリット】
1.高校入試で有利
中学生のうちに漢検を取得すると,高校入試での内申点に加算されます。
漢検3級を取得していればプラス1点,準2級なら2点が内申点に加算される仕組みです。
「最大でも2点しか加算されないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが,
入試における1点はとても大きく,「1点足りないばかりに推薦が受けられなかった」
「漢検のおかげで入試に合格できた」ということにもなります。
2.高校入試での優遇をねらうなら…
高校入試を有利にするなら「3級または準2級」の取得を目指しましょう。
3級は中学卒業(中学3年生修了)レベルにあたります。
国語で比較的良い成績を取っているならば合格しやすいレベルです。
準2級は高校中級レベルですが,基礎をしっかり理解し,漢検対策をしていれば合格も難しくないレベルです。
また,小学生にとっても漢検を取得することのメリットは沢山あります。
【メリット】
1.基本的な漢字力の向上:
小学校の国語の授業で習う漢字をしっかりと覚えることができ,学習の基礎力が身につきます。
これは他の教科の学習にも良い影響を与えます。
2.興味・関心の喚起:
漢検を通じて漢字に興味を持つことができます。学ぶことの楽しさを知り,学習へのモチベーションが高まります。
3.達成感の経験:
漢検に合格することで,達成感を味わうことができます。これにより,自己肯定感が高まり,自信を持つことができます。
4.継続的な学習の習慣化:
漢検の勉強を通じて,計画的に学習する習慣が身につきます。
小学生の時期にこの習慣を身につけることは,今後の学習に大いに役立ちます。
5.学校生活での利点:
授業やテストで漢字をしっかり理解していることが評価され,クラスでの自信や評価が高まります。
また,学級活動やクラブ活動でのリーダーシップを発揮しやすくなります。
6.家族や友人との交流:
漢検の勉強を家族や友人と一緒に行うことで,コミュニケーションが増え,絆が深まります。
また,勉強を通じて教え合うことで協力する姿勢が養われます。
中学生と小学生,それぞれの成長段階に応じた漢検のメリットを活かすことで,
学習意欲や基礎力を効果的に高めることができます。
ここまで,さまざまなこと書いてお伝えしましたが「じゃあ,漢検の勉強って何から始めればいいの?」
と疑問に思われる方が多くいらっしゃるかもしれません。
漢検の勉強法は,効果的に漢字を習得するために計画的に行うことが重要です。
以下に,各級に共通する基本的な勉強法と,具体的な方法を紹介します。
1.テキストと過去問の活用:
漢検の公式テキストや過去問集を使用して,出題傾向を把握し,
実際の問題に慣れることが重要です。
2.計画的な学習スケジュールの作成:
試験日までの学習計画を立て,毎日の勉強時間を確保します。
無理のないスケジュールを組むことが継続の鍵です。
3.漢字の読み書き練習:
漢字の読み方と書き方を繰り返し練習します。書き取り練習は特に重要で,
手を動かして覚えることで記憶に定着しやすくなります。
4.意味や用例の理解:
漢字の意味や用例を理解することも重要です。
単語や熟語の中での使われ方を学び,実際の文脈で漢字を使えるようにします。
5.反復学習:
覚えた漢字を定期的に復習することが大切です。
間隔を空けた反復学習(スパイラル学習)を行うことで,長期記憶に定着します。
【具体的な勉強法】
・漢字カードの作成
方法:漢字カードを作成し,表に漢字,裏に読み方や意味を書きます。
活用:移動時間や隙間時間にカードを使って復習します。効率的に覚えたい漢字を繰り返し確認できます。
・漢字ドリルの活用
方法:市販の漢字ドリルを使って,特定の級に対応した漢字を練習します。
活用:毎日少しずつドリルを進め,定期的に見直して復習します。
・模擬試験の実施
方法:過去問を使って模擬試験を行い,実際の試験に近い環境で練習します。
活用:時間を計って解くことで,本番のタイムマネジメントやプレッシャーに慣れます。間違えた問題を中心に復習します。
・漢字アプリの利用
方法:スマートフォンやタブレットの漢字学習アプリを活用します。
活用:ゲーム感覚で楽しみながら漢字を学べるため,継続しやすいです。空き時間に手軽に学習できます。
・書き取り練習帳の作成
方法:自分専用の書き取り練習帳を作り,覚えたい漢字や苦手な漢字を集中的に練習します。
活用:日々の勉強の中で何度も書くことで,記憶に定着させます。自分で作ることで,苦手意識のある漢字に焦点を当てられます。
・漢字の意味と成り立ちの学習
方法:漢字の成り立ちや意味を調べ,それぞれの漢字にストーリーを持たせて覚えます。
活用:漢字辞典やインターネットを活用し,成り立ちを学ぶことで,記憶に残りやすくなります。
理解を深めると,他の漢字との関連も見えてきます。
【具体的な級ごとの勉強法】
10級から8級(小学校低学年レベル)
方法:簡単な漢字の読み書きを徹底的に練習します。書き取りドリルや絵本を使って,楽しく学習を進めます。
活用:ゲームやクイズ形式の学習法を取り入れて,飽きずに学習できる工夫をします。
7級から5級(小学校中学年レベル)
方法:学校で習った漢字を中心に,書き取りや読み取りの練習を行います。
意味や用例を具体的に理解することを重視します。
活用:学校の宿題やドリルと並行して,定期的に漢検用の問題を解くことで,自信をつけます。
4級から2級(中学・高校レベル)
方法:出題範囲が広がるため,毎日少しずつでも継続的に学習します。
過去問を使って頻出漢字を把握し,苦手分野を重点的に復習します。
活用:模擬試験を通じて,試験形式に慣れるとともに,解答のスピードを上げる練習をします。
準1級・1級(大学生・一般レベル)
方法:難読漢字や四字熟語など,高度な知識が必要です。
専門書や漢字辞典を使って,深く学習します。
活用:毎日の学習時間を確保し,計画的に進めます。
グループで勉強会を開くなどして,互いに教え合うと効果的です。
漢検の勉強は,計画的かつ継続的に行うことが成功の鍵です。
自分に合った方法を見つけ,楽しく学習を続けてください。
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