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2024/01/22ARCUSNew!
【2024市川中】算数入試解説/大問4
2024年 市川中 算数 大問4
※難易度 ★・★★・★★★・★★★★の四段階

大問4 時計算(長針逆回転&なす角を二等分)
(1)★★
(2)★★★
(3)★★★

【所感】長針が逆回転する時計算。しかも、長針・短針・6を指す動かない針でのなす角の二等分を扱った問題。時計算は苦手な子も多く、しかも「長針逆回転+なす角二等分」の組み合わせで、あかん…となった子も多かったのでは?(1)は普通に計算するだけで、落ち着いて解けば大丈夫。鬼門は(2)で、脳内で針を動かして考えるのが早いのだが、答である「Y→Z→X→Z→Y→Z」の2番目のZを見落としやすく、それを落とすと(3)も落とすという負の連鎖問題。

<解説>まず三つの状態があるのでおさらい。
①状態X(AがLとSのなす角を二等分)
②状態Y(SがLとAのなす角を二等分)
③状態Z(LがAとSのなす角を二等分)

(1)8時から時計を動かして、初めて状態Xとなるのは以下の図の時。図1が8時から考えるスタンダードな解き方で、図2は9時から時間を巻き戻して考える解き方。



【図1での解き方】
長針のなす角:短針のなす角=⑫:①を利用し、二等分された角をそれぞれ式で表すと、

①+60=⑫ー180
⑪=240
①=240/11

よって、8時から短針が240/11度進んだ時間が求める時間となるので、

240/11÷0.5=480/11=43と7/11分

【図2での解き方】
9時から短針が①、長針が⑫巻き戻ったと考えると、図より、

⑫ー①=90
⑪=90
①=90/11

よって、9時より90/11度巻き戻った時間となるので、

90/11÷0.5=180/11分前
60分ー180/11分=480/11=43と7/11分


(2)8時から順々に丁寧に考えましょう。以下の図となります。


Y→Z→X→Z→Y→Z

2回目の状態Z、要注意です。反対側の角度の二等分にも気をつけましょう!


(3)2回目の状態Zは9時前になるので、9時から時間を巻き戻して考える。


(25)=90度
①=3.6度
3.6÷0.5=7.2分

よって、9時から7.2分前の8時52.8分となる。

52.8分後


でした!


塾長 鴨志田




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