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2024/01/22ARCUSNew!
【2024市川中】算数入試解説/大問3
2024年 市川中 算数 大問3
※難易度 ★・★★・★★★・★★★★の四段階

大問3 平面図形(円の作図と面積比と規則性)
(1)
(2)
(3)★★~★★★

【所感】(1)の作図は非常にシンプルで、(2)も提示されている2番目の図形の続きを求めるだけの簡単な問題。(3)はアナログに(2)の続きで4番目、5番目と書いて求めるか、規則を見つけて解くか、解答時間に差がつく問題でした。

<解説>

(1)大きい円と小さい円の中心を結び端まで伸ばし、コンパスで半径をとって左の小さい円の中心を求め、あとは円を書くだけでした

(2)(3)白色と灰色の円が規則的に増えていくので、規則性の視点で解く。また3.14の計算頻度を減らすため、面積比で解く。また、こういった問題は表で整理すると解きやすくなります。






まず(2)。3番目の図の灰色の部分は、「1番目の灰色ー2番目の白色+3番目の灰色」となるので、面積比で考えると、512-256+128=384となる。

0番目の白色の円の面積が、2×2×3.14=12.56㎠となり、これを基準として考えると、

12.56×384/1024=4.71…(2)の答

次に5番目の図形における白色と灰色の面積比を考える。ここで面積比を簡単にしておく。

0番目の白色:1番目の灰色:2番目の白色:3番目の灰色:4番目の白色:5番目の灰色=32:16:8:4:2:1

【白色】
0番目の白色ー1番目の灰色+2番目の白色ー3番目の灰色+4番目の白色ー5番目の灰色
32-16+8-4+2-1=21

【灰色】1番目の灰色ー2番目の白色+3番目の灰色ー4番目の白色+5番目の灰色
16ー8+4ー2+1=11

よって、白色:灰色=21:11…(3)の答


以上でした。この手の問題はだいたい(2)(3)セットで解けるので、「表整理→規則で解く」の流れをしっかり覚えておきましょう!



塾長 鴨志田




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