2022/02/18実籾CSNew!
2022中学入試総括
こんにちは,進学塾3Arrows実籾CSの長谷川です。
本年度の首都圏中学入試(公立中高一貫入試含め)が終了しました。
コロナ禍で例年になく厳しい受験となりましたが,
最後まで頑張りましたね。また,保護者の皆様におかれましては
多大なるご協力,ありがとうございました。
せっかくの機会ですので,本日のブログでは
≪2022年度入試分析≫を行っていきます。
ぜひ,ご参考にしていただければ幸いです。
それでは・・・
まずは1月に行われた千葉県私立中学入試にフォーカスします。
千葉の入試解禁日は例年1月20日となっており,
幕張メッセに受験生が集合しているTVニュースが流れます。
何のイベント?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが,
実は市川学園の入試会場になっているのです。
どうして幕張メッセを使用するのでしょうか?
答えは,受験生の人数がとても多いから。
では,どのくらいの受験生がいるのでしょうか?
そして同日,入試が行われる学校は?
を探っていきましょう。
市川を受験する生徒は男女合計で2,300名超です。
これだけの受験生が一気に入試を受けるわけなので
本校ではなく,外部会場を使用する理由が分かりましたね。
また専修大松戸・日出学園といった学校が1月20日
試験日であることも分かりましたね。
*上記以外の学校もあります。一例として上記の学校を載せています。
それでは,前年との比較をしていきましょう。
市川は受験生については微減だったものの,合格倍率は変わらず。
専修大松戸は受験生数増加だったが,そのぶん合格者も増やしたため,
倍率はほぼ変わらず。
日出学園は受験生が増え,合格者人数も増やしたため,
前年よりも倍率は緩和されている。
続いて1月21日です。
高校募集を停止した東邦大東邦ですが,
男子については受験者数・合格者数共に変わらず。
女子は受験者が減るも,合格者が増加しています。
国府台女子は,受験者数減ではあるが合格者数を増やし
倍率が緩和された。
麗澤のAE入試(男)においては厳しい倍率となりました。
去年,合格辞退者が少なかったのかもしれませんね。
千葉日大一についても,受験者数・合格者数共に
前年とほぼ変わらず。
*上記以外の学校もあります。一例として上記の学校を載せています。
今や開成と肩を並べるようになった渋谷幕張が1月22日に登場します。
それでは,22日の試験を見ていきましょう。
渋谷幕張は,前年に比べ辛い倍率になりました。
今や,東京御三家に合格しても渋谷幕張は不合格になる
ケースも少なくありません。
昭和秀英の合格倍率は前年に比べ緩和されました。
*上記以外の学校もあります。一例として上記の学校を載せています。
また,前年に比べ応募者増の学校についても載せてみました。
その中でも光栄VERITAS(旧,聖徳大学附属女子)はなんと
140%以上の応募となりました。
千葉全体を見ると,麗澤以外は例年とあまり変わらない
倍率となりました。
しかし,2月に実施された2回目(後期)入試の合格倍率については,
渋谷幕張(男)9.3倍 (女)8.9倍
市川(男)6.9倍 (女)8.6倍
東邦大東邦(男)19.5倍 (女)16.4倍
昭和秀英(男)12.0倍 (女)9.5倍
と,大変なことになりました。
後になればなるほど厳しい戦いになることが分かりますね。
ただ,渋谷幕張については10年ぶりに繰上げを出しているみたいです。
続いて,東京都を見てみましょう。
東京の入試解禁日は2月1日となっています。
学校が多いので,日付毎ではなく,男子校・女子校・共学校に
分けて紹介していきます。
まずは,男子校を分析していきます。
男子御三家については,受験者・合格者・倍率共に
例年通りの推移となりました。
が,開成においては例年にないくらい繰上げが発生しているようです。
開成・渋谷幕張の両方合格が多数出ている可能性がありますね。
また,高実倍率校の傾向としては,2/1の入試ではなく,
午後入試や2日以降入試となっています。
*上記以外の学校もあります。一例として上記の学校を載せています。
10倍を超えるということは,10人に1人しか合格を
勝ち取れないということになります。いかに,早い段階で
合格をもらえるかが,戦略となりますね。
次は,女子です。
現段階で,女子学院・雙葉については詳細を開示していないので
応募者数で前年と比較すると,女子御三家についても
例年通りと言えるでしょう。
高実倍率については,女子美がすさまじいことになっていますね。
2日午後・3日共に14倍超となっています。
最近は【STEAM教育】が注目されているからかもしれませんね。
Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Art(美術)
Mathematics(数学)
ですので,今後はトキワ松学園なども注目さる可能性があります。
次年度以降,楽しみですね。
豊島岡・山脇も1回目入試に比べ,後半になると
倍率が上がっています。
*上記以外の学校もあります。一例として上記の学校を載せています。
男子校同様,千葉県もしくは2/1での合格が肝となりますね。
最後は,共学校です。
ここで注目して欲しいのは,広尾学園小石川です。
昨年,村田女子中学校が共学となり名前を変えた新設校です。
ここ数年こういった学校が増えてきていますね。
青稜・広尾学園・三田国際・開智日本橋・品川翔英といった
学校も,女子校から共学化した学校になります。
また,芝浦工大・東洋大京北については元来男子校でしたが
今は共学校となっています。
こういった新設校が軒並み高倍率であることがわかります。
*上記以外の学校もあります。一例として上記の学校を載せています。
いかがでしたか?
本年の千葉・東京における受験時状況を数値でまとめてみました。
是非ご参考ください。
2023年度入試に向けて新6年生がスタートしていると同時に,
2024・2025年度入試に向けて新小5・4もスタートしています。
今からでも遅くありません。
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