2021/09/01小松川CSNew!
【小3ジュニア】本の虫になる!
こんにちは。
進学塾3Arrows小松川CSの渡辺です。
8月も終わりに近づき、虫の声からも秋の訪れを感じる今日この頃。
(気温から秋の訪れを感じるにはまだまだ程遠いようですが…)
「○○の秋」といえば、いろいろありますが、今回のテーマは「読書」です。
★語彙力を鍛えるには
「語彙力をつけましょう」
私も生徒や保護者様によくお伝えをすることです。
では語彙力とはどういうものなのでしょうか。
辞書には【語彙…用語の集まり。また、その数。(旺文社 標準国語辞典〔第六版〕)】と書かれています。
「語彙」=「日本語の集まり」と考えると、語彙力とは「日本語力」と言い換えられるのではないでしょうか。
つまり、日本語を正しく使える力が「語彙力」なのです。
ここでいう「正しく使う」とは、単に単語をいっぱい知っているということではありません。
場面ごとに正しい日本語を選び使う力こそ、語彙力といえるのです。
語彙力を鍛えるためには、会話は欠かせません。
実際に子どもの語彙力は身のまわりの大人たちが普段使っている言葉から養われていきます。
2歳~小学校低学年までの言葉に興味を持つ時期の会話は特に重要です。
とはいえ、忙しくてあまり多くの会話ができないこともあるでしょう。
そこで本が代役を務めてくれます。
場面と言葉が結び付き、自然に使い方も習得することができるのです。
また、本をよく読む子は、語彙力だけでなく様々な知識や常識も習得してくれます。
では、自ら本で学ぶ子にするにはどうしたらよいのでしょうか。
★本の虫になる
なかなか本を読まない子に対して、どのようにアプローチするとよいのでしょうか。
ついつい言いがちな「本を読みなさい!」は実は逆効果です。
どんなに必要性を説いたとしても、それを思い知るのはまだまだ先なので、子どもたちは納得できません。
「本の虫」にさせるためには、まず親が「本の虫」になることです。
食事のマナーやトイレの蓋の開閉、本を読む習慣も全て「親の習慣=子の習慣」なのです。
より具体的な方策として、週1回家族で図書館に行く、家族で読書タイムを作るなど本を読む環境から整えてみてください。
家族それぞれがそれぞれの本を読む時間を共有することが、ゆくゆく子どもの習慣となります。
⇧小松川CSの本棚。受験で出題された本も紹介している。
3Arrows小松川CSの小3の生徒たちには、夏期の課題として読書を課しています。
最低3冊以上読み、簡単に感想を書いてくるというものですが、
今年の生徒たちは、この夏平均4.5冊の本を読みました。
読んだ本の感想を教えてくれる時間が私にとっても楽しみであります。
さあ、これから読書の秋がやってきます。
ご家族で本に没頭してみてはいかがでしょうか。