2025/05/21新船橋CSNew!
【中学受験】最適な志望校の決め方
中学受験は、単なる「試験」を超えて、
これからの6年間の環境、学び、人間関係を選ぶ大きな決断です。
保護者の方々からも「どの学校を志望すればいいか分からない」
「子どもに合う学校ってどうやって探せばいいの?」といった声をよくいただきます。
今回は、後悔のない志望校選びをするためのポイントを、
お伝えしたいと思います。
1. 偏差値だけで判断しない
中学受験において、偏差値はひとつの目安にはなります。
しかし、偏差値がすべてではありません。
偏差値は「合格可能性」を数値化したものにすぎず、
その学校に入ってからの満足度や成長とは必ずしも一致しないのです。
むしろ、実際の教育内容や校風、通学のしやすさ、課外活動の充実度など、
数字では測れない部分が重要です。
2. 「子どもに合う学校」とは何かを考える
志望校選びの際、もっとも大切なのは「その学校がわが子に合っているかどうか」です。
たとえば、
「競争的な環境で力を発揮するタイプなのか」
「落ち着いた雰囲気でじっくり学ぶ方が合っているのか」
「理系に強い学校か、文系に強い学校か」
「部活動や学校行事にどれだけ力を入れているか」
といった観点から、お子さんの性格や興味と照らし合わせて考えてみてください。
また、本人が校風に魅力を感じ、
入学後の生活をイメージできるかどうかも重要な要素です。
志望校の文化祭や説明会、オープンスクールなどに足を運び、
実際の雰囲気を体感することをおすすめします。
3. 通学時間・アクセスも見逃せないポイント
中学・高校の6年間は、通学の影響が非常に大きい時期です。
片道1時間を超える通学は、学習や体力、生活リズムに少なからず影響を及ぼします。
もちろん、多少遠くてもどうしても通いたい学校がある場合は
その限りではありませんが、
通学手段や混雑具合、天候の影響なども含めて「現実的に通えるかどうか」は、
冷静に見極める必要があります。
4. 第1志望校だけでなく「併願校」の戦略も大切に
中学受験は合格発表が分散されているため、複数校を受験するのが一般的です。
第1志望校にこだわるのは当然ですが、
万が一のためにしっかりと併願校を組むことがとても大切です。
併願校を選ぶ際は、
「難易度のバランス(チャレンジ校・実力相応校・安全校)」
「試験日程や試験科目の重なり」
「合格後の手続き締切日」
などを踏まえて、現実的なプランを立てましょう。
塾では、合格実績や受験スケジュールのノウハウを活かして、
お子さん一人ひとりに合った併願戦略をサポートしています。
5. 親の希望と子どもの希望のバランスを取る
保護者の方の中には、「せっかくなら上位校へ」
「昔からあこがれていたあの学校へ」と、
親自身の願いを重ねてしまうケースもあります。
しかし、主役はあくまでお子さんです。
6年間通うのは親ではなく本人。本人の意思を尊重しつつ、
客観的な視点でアドバイスしてあげることが大切です。
受験期には親子で意見がぶつかることもありますが、
話し合いを重ねることで、お互いに納得した志望校選びができるはずです。
6. 受験を通じて「成長」を見る視点も忘れずに
志望校に合格することはもちろん素晴らしいことです。
しかし、それ以上に大切なのは「受験を通じて子どもがどれだけ成長したか」です。
目標に向かって努力する力、失敗しても立ち上がる力、
自分の進路を真剣に考える力。これらは、どんな学校に進学しても将来の糧になります。
ですから、保護者の方には、目先の合否だけにとらわれず、
長期的な視野でお子さんの成長を見守っていただきたいと思います。
もし志望校選びで悩まれている方がいらっしゃいましたら、
ぜひお気軽にご相談ください。
一人ひとりに寄り添ったアドバイスとサポートをご用意しています。