2025/03/25新船橋CSNew!
今年の県立高校入試注目問題【国語】
こんにちは。進学塾3Arrows実籾CSの髙橋です。
今回は, 令和7年度の千葉県公立高校入試, 国語の注目問題について書きます。
私が注目したのは, 大問7の作文問題です。
これまでの国語の作文では, 会話文やグラフなどの資料を読み, それをふまえて自分の考えを書くという問題が出題されていました。
しかし今年度, この形式が変わりました。
イソップ物語の「すっぱい葡萄」が途中まで載っており, その続きの文(オチの部分)をA〜Cの選択肢の中から選ばせ, それによって完成した話からどのようなことが読み取れるかを, 自身の体験をまじえて書かせるというものです。
このような形式は入試全体を見渡しても非常に珍しく, ほとんどの受験生は初めて見たのではないでしょうか。
私も正直, 驚きました。
しかし同時に, 「面白い」とも思いました。その理由を書いていきます。

まず, 「すっぱい葡萄」を知っている受験生は, 正式な「続き」は選択肢Aの「あれはまだ熟れていない」だとわかったでしょう。Aを選べば, 心理学における「自己正当化」を描いた本来のストーリーが完成するわけです。この場合, 自分の力では目標に手が届かないことを知り, それを達成している人々を妬んで負け惜しみを言った過去などについて書けばよいでしょう。
しかし, この問題の面白いところは, AではなくBやCを選んでも採点に影響しないという点です。BやCを選び, 原作と異なるオリジナルストーリーを作っても, その後の「完成した話からどのようなことが読み取れるか」の内容が具体的かつ論理的であれば問題ないのです。
つまりこの作文問題は, 厳密な「知識」を問うのではなく, 自分で選んだ答えに説得力を持たせる「知恵」を問うものだと言えます。
私はこの問題から, 「細かな知識をGoogleやChatGPTで調べられる今の時代, その知識を活かす知恵や思考力, 表現力を大切にしてほしい」というメッセージを読み取りました。
とはいえ, 「すっぱい葡萄」のストーリーとそれが示唆する教訓などの「知識」を持っていた受験生は, それを持っていない受験生よりも心に余裕を持って取り組めたでしょうし, より速やかに解答できたと思います。
結局のところ, 知識を持っていた方が有利なのは, いつの時代も変わりありません。
豊富な知識を持ちつつ, それを柔軟に応用し, 論理的かつ説得力のある形で表現する。
そういった総合的な「知」を試される, 良問だと感じました。
ゆえに, 私はこの大問7を「面白い」と感じたわけです。
もっとも, 実際に公立入試を受けた生徒たちからは, 「作文の形式が変わったから戸惑いました」という声を多く聞きました。
ただでさえ今回の入試では, 1日目の朝に電車の人身事故が発生した影響で, 開始が1時間遅れるというハプニングもありました。
受験生たちは, 開始時刻と作文で二重のハプニングに遭遇してしまった形です。
しかし, 彼ら彼女らが国語に足を引っ張られたかというと, そういったことはありませんでした。ネガティブな感想に反して, 実力をしっかりと発揮してくれたと感じています。
私見ですが, 彼ら彼女らはハプニングに強い人間に育っていたのだと思います。
塾で多種多様な宿題を課されたり, 不意に指名されたり, 抜き打ちテストをやらされたり, 夏と冬に普段と異なるメンバーと共に, 普段と異なる講師の授業を受けたり…
こういった経験を積んできたことで, 知らず知らずのうちに, ハプニングや非日常に冷静に対処するスキルやメンタリティを身につけていたのだと, 私は分析しています。
知識, 知恵, メンタリティ。これらは受験に限らず, 定期テスト, 就活のwebテスト, 面接, そしてその後の人生のあらゆる場面で問われるものです。
私は塾生の皆さんにこれらの力を身に着けてもらいたいと思い, 日々研鑽に励んでいます。
激動の時代を生き抜くために, ともに頑張りませんか?
新船橋,北本町,夏見,行田,海神地区にお住いの
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