2022/08/14ARCUSNew!
【国語テクニック】本文を読まなくても選択肢問題が解ける方法
8/11-16までお盆休み中のARCUS塾長、鴨志田です。今は塾は開いておりませんので、お気をつけください!
さて、長いような夏休みも折り返し地点を過ぎ、残り2週間程となりました。
満足のいく日々は送れていますでしょうか?夏休みの宿題は計画的に進めていますでしょうか?そして受験生の皆さんは、悔いのない時間を過ごせているのでしょうか??
あとで後悔する自分を想像して、ぜひ「先読み」で行動してくださいね。
さて、本日はタイトルにあるように、「本文を読まなくても、選択肢問題が解ける方法!?」について書きたいと思います。
すべてに使える訳ではありませんが、裏ワザというよりも、選択肢問題へのアプローチ方法の一つとして捉えてもらえればと思います。
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ここに一つの私立中学の入試問題があります。四谷大塚で偏差値50ぐらいの某学校です。
※一部改題
(問題)下線部「漢字、忘れたらいつでも聞いて。わたし、何回でも書くよ」わたしは、おばあちゃんの手をぎゅっとにぎりしめた、とありますが、この時の「わたし」のおばあちゃんに対する気持ちとして、最も適するものを次の中から選び、記号で答えなさい。
ア ずっと一緒に暮らしてきたおばあちゃんにまだ自分の知らないところがあったのだと不思議に思う気持ち。
イ 今まで知らなかったおばあちゃんの姿を知り、がんばっているおばあちゃんの力になりたいという気持ち。
ウ 自分の名前の書き方をもっと早くおばあちゃんに教えてあげるべきだったと後悔する気持ち。
エ 字の読めないおばあちゃんなんて恥ずかしいので、早く読めるようにしなければとあせる気持ち。
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今回は本文を読まずに正解できました。さて、どうやって考えたのでしょうか?
それは、設問文と選択肢の後半部分を対比し、「+-法」で導きだしました!
いつでも聞いて。何回でも書くよ。
「…おばあちゃんの手をぎゅっとにぎりしめた」
ア ・・・と不思議に思う気持ち。
イ ・・・の力になりたいという気持ち。
ウ ・・・と後悔する気持ち。
エ ・・・とあせる気持ち。
いつでも聞いて。何回でも書くよ。→前向きな発言なので、+イメージ
「…おばあちゃんの手をぎゅっとにぎりしめた」→+の強い思い
ア ・・・と不思議に思う気持ち。→ーイメージではないが、強い思いはないので×
イ ・・・の力になりたいという気持ち。→+イメージで、かつ「力になりたい」という強い思いが含まれるので〇
ウ ・・・と後悔する気持ち。→ーイメージなので×
エ ・・・とあせる気持ち。→ーイメージなので×
よって答は「イ」、見事に正解していました!
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この「+ー法」は簡単かつ意外に使えるテクニックなので、国語が苦手、嫌いなお子様はぜひ試してみてください。
お盆休みは魂の抜けたような生活をしがちですが、メリハリのついた一日を過ごしましょう。
塾長 鴨志田