2022/07/23ARCUSNew!
【ケアレスミスを無くす方法!?】プライミング記憶をやっつけろ!
本日7/23、新規開校キャンペーン最終日です!
今日のお問合せまでが対象となりますので、お知り合いで塾探しをしている方がいらっしゃいましたら、とりあえずお問合せだけお勧めください!(笑)
さて、改めましてこんにちは。
お久しぶりの更新ですみません、ARCUS塾長の鴨志田です。
ありがたいことに7月は非常にたくさんのお問合せを頂戴しまして、バタバタとしておりました。。
本日は久しぶりの更新ということで、全年齢対象の役立つ勉強法の一つをお教えいたします。
またやってしまった…
計算で…漢字で…写し間違えで…読み間違いで…
またケアレスミスしてしまった…
本人「あー、やらかしたー…」
母「あんたバカ!ちゃんと見直ししないからでしょ!!」
講師「今度からは気をつけなよ!」
こんな場面に出くわしていないでしょうか??ああ、それは我が子の話だ…と思っている方も多いかもしれません。
それでは、ミスを無くすにはどうすればいいのでしょう?本日は「ケアレスミスを無くす具体的な方法」をお伝えしたいと思います。
ところで上記の会話の中で、「見直し」というキーワードが出てきています。よく”ケアレスミスをするのは、しっかり見直しをしないから”という方がいらっしゃいますが、果たしてそれは正しいのでしょうか?
答はNO、実は違います。厳密に言えば、「見直しをしても、ケアレスミスが無くなる訳ではない」ということです。
それはいったいなぜでしょう??
その鍵を握るのが、「プライミング記憶」です。
初めて聞く方もいらっしゃると思いますので、まず「プライミング記憶」について触れておきます。
「プライミング記憶」…前に入力された情報が、そのあとの情報に影響を与えるような記憶
『ああ、この道は何度か通ったことがあるからわかる!』というのも、プライミング記憶の一つです。勝手な思い込みの原因になるもので、サブリミナル効果などもこれのせいです。
実は、見直しをしてもミスに気づけない諸悪の根源が、この「思い込み」という名のプライミング記憶なのです。
・ミスをしたのと同じ思い込み状態で見直しをする
・思い込み状態が変わらないため、ミスに気づかない
お子様の脳内で、このような現象が起こっています。だから、いつまで経ってもミスに気づけないんですね。もちろん気づくことができる場合もあります。ですが、気づけるか否かがケースバイケースとなるため、あまり有用だとは思えません。見直しは万能ではない、ということを覚えておいてください。
そしてお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ここまでの話は「ミスした後にどう気づくか?」の話であって、「最初からミスをしないようにする」の話ではありません。つまり根本的な解決にはなっていないんですね。
ミス自体を減らす・ミスを即座に察知する、この二つに取り組んでこそ初めて、ミスが減りミスが無くなります。それでは具体的な改善方法について、以下で触れたいと思います。
①自分の間違えパターンを把握しておくこと
・メモ帳を用意
・ミスして間違えたら、その内容をメモ
・どうすれば間違えなかったを具体的に書く
・毎回問題を解く前に、メモ帳に目を通してから解く
「自分はよく〇〇を間違えるから、同じパターンの時は気をつけよう!」という、いい意味でのプライミング記憶を植え付ける方法です。これを実行していくと、事前の注意力が格段に上がります。
②一行見直し法
テストですべての問題を解いた後に見直しする、という方がいらっしゃいますが、これはあまり得策ではありません。なぜならば、細部を覚えていない状態での見直しは解き直しに等しく時間もかかるため、非常に時間効率が悪いからです。
ですので、一行解き進めるごとにさっと確認するような、スモールステップでの見直しを推奨いたします。
これを私は「一行見直し法」と名付けており、色々な生徒に指導しております。最初はスピードダウンしますが、最終的には正答率もスピードも上がりますので、これはぜひ実行してみてください。
これらの二つの方法で、ミスはほとんど無くなります。個人差はありますが、ケアレスミスを根治されたい方はぜひお試しください。
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プライミング記憶に基づく「間違った思い込み」に囚われず、自分のミスの仕方を知り、また思い込みが薄いうちに見直しをする「一行見直し法」で、1点でも正解を勝ち取る努力をしていきましょう!
1点の重みがわかる人間こそ、最後に勝者と成りうる者です。
塾長 鴨志田