Arrows日誌

Arrows日誌ARROWS DIARY

2022/06/23奥戸CSNew!
頭だけではなく、手でも考える。
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。

いきなりジャガイモ。
何っ??! と思うかもしれませんね。

じつは、先日
小学生の塾生の子からジャガイモをたくさん
いただきました♪

畑でできたばかりの新ジャガを自分で掘って、
お裾分けで、と袋一杯持ってきてくれたのです。
皮まで食べられますよ、とのことで
何人かの講師で分けて持ち帰り、
おいしくいただいております。
本当にありがとうございました!

今回は與儀先生作『ジャガイモのテリヤキ』と
阿久津先生作『じゃがバター塩辛のせ』の写真を。
どちらもお酒のお供にピッタリ…。
ごちそうさまでした。




さて、今週。
我が家に住む小学生が2泊3日の『移動教室』に
行きました。

「やった! 久々に訪れる自由の時間‼」

と、解放感から前日まで浮かれていた親でしたが、
いざ子どもが出かけてしまうと、

「さ、寂しい…。というか、何をしたら…?」

とオロオロ困惑。

仕事から帰り慌ただしく夕飯の支度をして
「早くごはん食べちゃいなさい!」も無し。

急いでお風呂を掃除して湯を沸かし
「先に風呂に入りなさい!」も無し。

「宿題は終わったのか」
「明日の学校の準備は済んだのか」
「いつまでも遊んでないでそろそろ寝なさい」
…全て、無し。

その代わりに出てくるのは

今頃何をしているのだろうか?
山登りで怪我などしていないか?
きちんと食事は食べただろうか?
皆と仲良くやっているだろうか?
夜はちゃんと眠れているか…?

…と、心配ばかり。

ああ、これか。
このことだったのか。

おんぎゃあ!とこの世界に誕生して以来、
毎日一緒にいるのが当たり前だった子どもが
親元を離れていくという…寂しいなぁ。

と、同時に、
ここまで育ったんだなぁという…感慨深さ。
親バカですね…スミマセン。

当の本人は移動教室を満喫してきたようで、
ケロリとした表情で帰ってきて

「あー、楽しかった!」

と、山のような洗濯物を積み上げたかと思うと
冷蔵庫からジュースやらアイスやらを持ち出し、
テレビの前にゴロンと陣取ると
録画してあった連続ドラマを片っ端から観はじめ…
土産話も無く、そのまま…グゥ。

…親の心子知らず。



ところで、
ここ数日間の塾の中学部授業では、
定期試験対策を絶賛展開中です。

各学校の出題範囲から
共通している単元の復習&解説授業や
学校課題を持ってきて演習&質問の機会を
確保する、というハイブリッド対応をしています。

主要5科目の勉強はもちろん、
音楽や技術家庭などの質問を持って来る生徒も
いますので、私たち講師も必死です。

そんな中で
定期試験の勉強をしている中学生の様子を
見ていて気になることがあります。

テストに向けた勉強をしなさい、と指示をすると、
彼らの勉強方法が、
大きく二つのパターンに分かれるのです。

①エンピツで文字を書いている子。
②教科書などをパラパラと見ているだけの子。

まず①の子は、
教科書やノート、プリント類をノートにまとめ直したり、
ワークの問題を何度も解き直しをしています。
ワークの解答解説をチラチラと見ながら、空欄を
とりあえず埋めていくだけ…ということもありますが、
とにかく手を動かして、何かを書いています。

一方、②の子は、
机の上に教科書だけを出して
試験範囲のページを隣の子に聞いたりしながら
そのページをただただ眺める。
その手には何も持っておらず、
教科書を読みながらマーカーで線を引くという
ことすらもしていません。

「見ただけで覚えられるの?」

と聞くと、「大丈夫です」と返してきますが、
本当に大丈夫なのだろうか…と不安になります。

確かに、見ただけで記憶できるという瞬間記憶や
超認識力、カメラアイなどという言葉も耳にします。
見たモノをそのまま画像のように記憶できる人も
どうやら存在するようです。

しかし、一説によれば、
そのような能力は先天的なもので、世界人口の
数パーセント程の人しか持っていないようです。

例えば、
料理のレシピを見ただけで、その料理を初めから
おいしく作ることができるでしょうか。

私は休みの日に料理をすることが多くあります。
あまり得意な方ではないので、
何か作る際にはインターネットでレシピを検索し、
それを見ながら材料や手順を把握します。

肉じゃがを作るとなれば、準備するのは

豚肉、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、しらたき
水、しょうゆ、酒、砂糖、みりん、和風だし、等。

そして大まかな調理手順は、

①じゃがいも、人参を乱切りにする。
②玉ねぎはくし切り、豚肉は一口大に切る。
③ナベに油を熱し、お肉を炒める。
④野菜も加え、軽く炒める。
⑤全体に油がまわったら水、調味料を入れる。
⑥落としぶたをして、弱火で30分程度煮込む。
⑦じゃがいに箸や竹串がスッと通れば完成。

ざっとこんな感じですか…。

日々料理をする人や、何度か作ったことがある人
であれば、これを見ればおおよそ要領を得て
手際よく作ることができます。
レシピを見るだけで、おいしい肉じゃがを作ること
ができるのです。

ポイントは、
「日々料理を作っている」
「何度か作ったことがある」
というところ。

実際に作った経験があり、
何度も失敗をしたり、おいしく作れなかった経験が
あるからこそ、練習を重ね
だんだんと上達して手際もよくなり、
料理が上手に作れるようになります。

そして、レシピを見れば(見るだけで)
だいたいの加減が分かるようになります。


しかし、料理初心者やあまり料理が得意でない人は
工程を一つ一つ確認しながら、
調理中もレシピ本やスマホ画面を見ながらでないと
難しいのではないでしょうか。
そして、おいしく出来上がるかどうかも…。

「乱切り」「くし切り」とはどう切ることなのか。
なぜ野菜より先に肉を炒めるのか。
軽く炒める、油がまわる、とはどのような状態か。
落としぶたって?
串がスッと通る…?

実際にやってみると、これらの言葉の意味が
よく分からず、あたふたしてしまって
焦げたり、火が通っていなかったり、
煮過ぎてじゃがいもが解けてしまったり…。

実際に作ってみて様々な失敗をすることで
調味料の分量の加減や、火加減と時間、
材料がないときに代替できるもの…等々
掴めるコツや注意点がわかるのです。

移動教室で飯盒炊爨&カレー作りをするのにも
もしかしたらそんな狙いがあるのかもしれません。


※これはイメージです。作ったものではありません(笑)

勉強においても同じです。

①ただ見るだけ、と
②実際に手を動かしてやってみるのとでは

気付くことも知ることも、学べることも桁違い。

「線分図を描きなさい」
「漢字は書いて覚えなさい」
「英文を書き写してみよう」
「練習問題をノートに解いてごらん」

塾や学校の先生から言われたことが
これまで何度もあるのではないでしょうか。

要点をノートに自分でまとめ直す。
暗記する漢字を自分でリストアップする。
一度解いて正解できなかった問題を再度解く。
英単語は何度も何度も読みながら書く。

問題をノートに解いて、間違える。
間違えたものを再度ノートに解き直す。
ノートを先生に見てもらい、
アドバイスや解説をもらう。

定期試験勉強だけでなく
授業のときも、宿題をやるときも
意識して手を動かしてみる、
書くことにこだわってみてはどうでしょうか。

奥戸CSの生徒トレーの脇にあるボックスには
メモや計算用紙に使える「ウラ紙」があります。

算数や数学の問題を解くときや
漢字や英単語を暗記するとき、
理科や社会の単元を理解・暗記するときなどに
ぜひ、この「ウラ紙」を活用して
何度も何度も書いて練習したり
文章題を図になおして整理してみたり…。

塾でたくさん失敗しておけば、
試験本番のときには、確実に
「おいしい」答案が作れるはずですよ!


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