2025/05/23実籾CSNew!
読解力がある生徒の特長とは
こんにちは。進学塾3Arrows実籾CSの髙橋です。
今回のテーマは「読解力」です。
「読解力」と聞くと国語を思い浮かべる人が多いと思います。しかし, 読解力は日常生活全般に関係してくる能力です。
特に近年は, SNSでのトラブル多発を機に, 改めて読解力の重要性にスポットライトが当たっている印象を受けます。
今回は, そんな「読解力」がある生徒とはどのような生徒なのか, その特長を3つ, 理由の考察と併せて書いていきます。
1, 文法を把握している, もしくは読書習慣がある
日本語は言語です。言語を正確に読解するには, 言語の骨格である文法の知識が必要です。
例えば, 何が主語で何が述語なのか。この言葉はどの言葉を修飾しているのか。この文と次の文はどのように繋がっているのか… といったものです。これは英語などの外国語の学習にも言えることですね。
文法をしっかりと把握できている生徒は, まず間違いなく読解力もあります。
しかし, では日本語の文法を把握できていない生徒には読解力がないのかというと, そうでもありません。
普段から本をよく読む生徒, すなわち読書習慣がある生徒には, 多くの場合, 文法の感覚が身についています。主語, 述語, 修飾語といった言葉を知らなくても, 文を無意識的にそれらの要素に分解できるのです。
そのため, 彼ら彼女らは「文法は把握できていないが読解はできる」という, 少し不思議な状態になっていることがあります。

もちろん, 文法の知識があるに越したことはありません。しかし, 必ず無ければいけないのかというと, 読書習慣がある生徒に限ってはそうでもない…というのが私の考えです。
2, 語彙力がある
これは当然のことですね。言葉の知識がなければ, 文章読解に支障をきたします。
「知らない言葉があっても, 文脈から意味を推測すれば良い」という意見もありますが, 意味を推測するためにも一定の語彙力が必要です。
また, 推測ばかりしていては, 正確な文章読解からどんどん遠ざかっていきます。
やはり言葉の知識は必要不可欠です。
実際, 私が「読解力がある」と感じる生徒には, 必ず平均以上の語彙力があります。
小学校高学年からは難しい言葉が増えてきます。日常生活では使わないような言葉も頻繁に出てきます。そのため, 意識して言葉を勉強することが肝心です。
3, 物事を客観視できる
文章を正確に読解するには, 客観的に文章と向き合うことが必要です。
個人の考えや感情とは別に, 文章に書かれていること"だけ"を冷静に把握することが必要なのです。
読解力がある生徒たちは決まって, 客観的に文章と向き合うことができています。
そして, 彼ら彼女らは多くの場合, 普段から物事を客観視する習慣がついています。
たとえば映画を見たときに,
「主観的にはつまらないと感じたけれど, 客観的に見れば名作だ。」
という具合に, 自分の感情と客観的に捉えた事実とを, 冷静に分けて考えられるのです。
「物事を客観視できる生徒だから文章も客観的に読める」のか, それとも
「文章を客観的に読める生徒だから物事も客観視できる」のか。
どちらの因果関係が正しいのかはわかりません。もしかしたら因果関係などなく, 単なる相関関係 (2つの現象が同時に成り立っているだけの関係) かもしれません。
しかし, いずれにせよ, 「読解力がある生徒には物事を客観視できるという特長がある」というのが私の持論です。
今回は読解力がある生徒の特長を3つ挙げました。1〜3のいずれも一朝一夕に身につくものではありません。日々の学びの積み重ねが必要です。
そんなことを言われても自力では難しい…と感じられた方は, 塾を使ってみるのも一つの手です。ぜひ, ご検討ください。
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