2022/06/02奥戸CSNew!
The time is money!!
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)奥戸CS
チャーリーこと中山です。
6月ですね。
毎年、毎回、同じことしか思えないのですが、
早いですね~。
「人生のある時期に感じる時間の長さは、
年齢の逆数に比例する」
フランスの哲学者、ポール・ジャネーが発案した
「ジャネーの法則」というのをご存知ですか?
年齢を重ねるにつれて自分の人生における1年の
比率が小さくなってくため、
体感として1年を短く感じる、時間が早く過ぎると
感じられるようになるという考え方だそうです。
例えば
20歳の私にとって(?)1年というのは、
生きてきた20年のうちの1年ですから1/20。
百分率にすれば5%。
一方、5歳の子にとっての1年とは、人生の1/5。
こちらは20%。
つまり、
同じ「1年」であっても、5歳の子の体感時間は、
大人の4倍以上…ということになります。
なるほど…。
きっと「1日」「1時間」「1分」の感じ方も、
大人と子どもとでは異なるのかもしれませんね。
私たち大人が、
「10分くらいで宿題終わらせちゃいなさいね」
と、短時間でサッと済ませてしまえばいいのに…
という、子を想えばこその言葉も、
子どもには、
「え~っ、10分(体感40分)も勉強するの?!」
と、感じるわけですね。
たかが10分、されど10分。
かくして、宿題をやるやらないの親子バトルが
今日も始まるのです…。
塾の授業が始まる前に、
「宿題がまだ終わっていません…」と
申し訳なさそうな表情で謝りにくる生徒がときどき
います。
聞くとテキスト2ページ程がまだ終わっていない。
あるいは漢字や計算はやったけれども、
時間がなくて問題集の方がまだ途中…とか。
例えば算数の授業中にテキスト1ページ分の問題を
解くときに、先生がタイマーをセットする時間は
おおよそ10分程度。(単元にもよりますが)
2ページ解くなら、20分もあればほとんどの子が
大半の問題を解き終えることができます。
実際、宿題が終わっていない生徒に対して
授業後に残って終わらせてから帰るよう指示をして
解いてもらうと、やはり20分くらいで
「先生、終わりました」と見せにきます。
その都度、教室の壁の時計を指さしながら
「問題を解き始めたのが30分で、今50分だから…
宿題を終わらせるのにかかった時間は20分だね」
と、所要時間を一緒に確認するようにしています。
宿題が永遠に終わらないように感じたかもしれない
けれど、実は20分で終わらせられるんだよ、スゴイ!
次は、自分でやれそうじゃない? 頑張ってみよう。
早く帰りたい一心で、いつも以上に集中していたの
かもしれませんが…。
その作業を終えるのにどのくらいの時間が必要か。
大人は様々な経験から、所要時間を計算し
段取りを考え、スケジュールを組み立てていますが、
子どもはそのような経験がまだまだ不足していて、
予定だてて行動することも、
予定通りに宿題を終えることも容易ではありません。
日々の生活の中でも、
食事にかかる時間、着替えにかかる時間、
お風呂にかかる時間など、一つ一つのことにかかる
時間がどのくらいなのかを意識させてみるのも
良いかもしれません。
「早くしなさい!」
「いつまでダラダラしてるの!」
「さっさとやりなさい!」
ついつい言ってしまいそうになりますね。
自分自身が子どもの頃に言われたことも多々…。
でも、あまり効果は期待できませんし、
いくら言ってもなかなか動いてくれないということも
知っています。
早く、とはどのくらいの時間でしょうか。
できることならいつまででもダラダラしていたい。
ちょうど今まさにやろうと思っていたのにね。
こんなことを子ども時代のチャーリーは考えて
いましたから…。
スタジオジブリの長編アニメ「天空の城ラピュタ」で、
飛行船タイガーモス号の女船長ドーラのセリフに
「40秒で支度しな」
というのがありました。
なぜ30秒でも、50秒でもなく?と疑問を感じながらも
「早くしなさい」よりも妙に納得感があったのを今でも
覚えています。
「5分でやってみよう」
「30分休憩しちゃおうか」
と、提案してみる。
「10分以内にできたね、スゴイじゃん!」
「40分っていってたのに30分で終わった!さすが!」
と、振り返りをして、認める。
「何分かかると思う?」
「全部を終わらせるのに何分くらい必要かな?」
と、あえて考えさせ、決めさせてみる。
大人と子どもの体感時間の違いを意識しつつ、
ぜひ具体的な数字を入れながら、子どもたちが
時間感覚を身につけられるような仕掛け、声掛けを、
日々の生活の中で取り入れてみませんか。
最初は大人も一緒にやってみる、がおススメです。
最後に。
ARCUS(アルクス)が6月からスタートしています!!
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