2021/03/05実籾CSNew!
千葉県公立高校入試注目問題
こんにちは!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)実籾CSの平田です。
今回は2月24日,25日に実施された,千葉県内の公立高校入試についてお話いたします。
県内の公立高校入試は前年度まで前期・後期選抜に分かれていましたが,本年度から一本化。
学力検査は2日間に分かれ,英語の検査時間が50分から60分に変更になりました。
【科目別注目問題】
1.国語
①例年との変化
問題構成が変更。
大問4の文法問題が廃止され,各問題に取り込まれた。(大問4の説明文に助動詞の識別,大問7に返り点)
文法問題の出題数が減ったため,知識で点数を稼ぐことができなくなった。
②科目の総評
難易度は例年並みか。
古文は問題が易しいが、昨年度に比べて配点が6点上がっているため取れないと厳しい。
作文はテーマの選択肢が3つあるため書きやすい。条件に従って書けば得点が期待できる。
学校であまり練習する機会の少ない古典や作文が,大きな差になるような問題だった。
2.数学
①例年との変化
問題構成は例年通り。難易度は大問5を除き易化。
作図問題は,ここ最近は易化傾向なので例年通り。
大問5(3)は難問。おそらく数%しか解けていないはず。
中2までの内容でカバーできる問題であったが,
(1)は文字式を答えさせる。
(2)文字式を使った説明。
(3)応用。今回最も難易度が高い。
の構成で実際に数値を答えさせる問題がなかったため,解ける子と解けない子で点数に大きく差が出る。
苦手な子でも,簡単なものに関しては文字式を使って表すことができるよう練習する必要がある。
②科目の総評
下位層の点数は例年と変わらない。
中堅上位層は点数がとりやすいだろう。
作図・証明・文字式を使った説明は苦手だから捨てる,という考えはかなり危険。
しっかりと問題数をこなすことで,中堅層でも80点をとることは可能。
3.英語
①例年と比較しての変化
検査時間が60分に変更となったものの,問題数が劇的に増えたわけではない。
また,形式にも大幅な変更はないが,以下の変更点がある。
(1)大問6の英作文の語数指定が増加。
イラストが増え,ストーリーを意識させる造りに変化。
(2)大問9にも英答問題が設定,ただし本文から書き抜けば正解できるレベル。
②科目の総評
例年と同様,二極化の得点分布になりそうな問題と予想。
難易度に関しては例年と変わらず。そのため,平均点は昨年度と同等,あるいは上昇すると思われる。
4.理科
①例年との変化
昨年の前期選抜と同様,大問9つ。
大問2は化学のミョウバンの結晶のでき方から,地学の火成岩の組織について考える問題。
岩石の鉱物に関する問題も出題され,知識と文章から情報を整理する力が必要。
②科目の総評
全体として,難易度は例年並み。
文章や図,グラフから必要な情報を素早く読み取り,解く力が必要。
読み取るのに時間がかかると,大問8・9まで検査時間内にたどり着けない可能性有り。
5.社会
3Arrowsの別のブログで詳細についてお話しします。
以上が2021年度千葉県公立高校入試についての,各教科担当による振り返りです。
受験生の皆さんはコロナに加え,入試概要が変更になり,変化に対応するのに苦労したことでしょう。
その中で,真剣に受験勉強をし,入試を迎えたことは人生において素晴らしい経験です。
本日の合格発表で,合格だった子も,残念ながら不合格だった子も,
この経験を,今後の大学受験や就職活動に生かし,飛躍を遂げることを期待しています。
習志野市(実籾・東習志野・大久保)・千葉市(花見川・長作)・船橋市(三山)地区の
小学生・中学生の皆さまいつでもお気軽にお問合わせください。
実籾駅から徒歩4分,メインストリート沿いにあり通塾も安心です。
これから高校受験を迎える小中学生の皆さま。
第一志望校の合格に向け,共に歩みましょう!
進学塾3Arrows(スリーアローズ)実籾CSの平田です。
今回は2月24日,25日に実施された,千葉県内の公立高校入試についてお話いたします。
県内の公立高校入試は前年度まで前期・後期選抜に分かれていましたが,本年度から一本化。
学力検査は2日間に分かれ,英語の検査時間が50分から60分に変更になりました。
【科目別注目問題】
1.国語
①例年との変化
問題構成が変更。
大問4の文法問題が廃止され,各問題に取り込まれた。(大問4の説明文に助動詞の識別,大問7に返り点)
文法問題の出題数が減ったため,知識で点数を稼ぐことができなくなった。
②科目の総評
難易度は例年並みか。
古文は問題が易しいが、昨年度に比べて配点が6点上がっているため取れないと厳しい。
作文はテーマの選択肢が3つあるため書きやすい。条件に従って書けば得点が期待できる。
学校であまり練習する機会の少ない古典や作文が,大きな差になるような問題だった。
2.数学
①例年との変化
問題構成は例年通り。難易度は大問5を除き易化。
作図問題は,ここ最近は易化傾向なので例年通り。
大問5(3)は難問。おそらく数%しか解けていないはず。
中2までの内容でカバーできる問題であったが,
(1)は文字式を答えさせる。
(2)文字式を使った説明。
(3)応用。今回最も難易度が高い。
の構成で実際に数値を答えさせる問題がなかったため,解ける子と解けない子で点数に大きく差が出る。
苦手な子でも,簡単なものに関しては文字式を使って表すことができるよう練習する必要がある。
②科目の総評
下位層の点数は例年と変わらない。
中堅上位層は点数がとりやすいだろう。
作図・証明・文字式を使った説明は苦手だから捨てる,という考えはかなり危険。
しっかりと問題数をこなすことで,中堅層でも80点をとることは可能。
3.英語
①例年と比較しての変化
検査時間が60分に変更となったものの,問題数が劇的に増えたわけではない。
また,形式にも大幅な変更はないが,以下の変更点がある。
(1)大問6の英作文の語数指定が増加。
イラストが増え,ストーリーを意識させる造りに変化。
(2)大問9にも英答問題が設定,ただし本文から書き抜けば正解できるレベル。
②科目の総評
例年と同様,二極化の得点分布になりそうな問題と予想。
難易度に関しては例年と変わらず。そのため,平均点は昨年度と同等,あるいは上昇すると思われる。
4.理科
①例年との変化
昨年の前期選抜と同様,大問9つ。
大問2は化学のミョウバンの結晶のでき方から,地学の火成岩の組織について考える問題。
岩石の鉱物に関する問題も出題され,知識と文章から情報を整理する力が必要。
②科目の総評
全体として,難易度は例年並み。
文章や図,グラフから必要な情報を素早く読み取り,解く力が必要。
読み取るのに時間がかかると,大問8・9まで検査時間内にたどり着けない可能性有り。
5.社会
3Arrowsの別のブログで詳細についてお話しします。
以上が2021年度千葉県公立高校入試についての,各教科担当による振り返りです。
受験生の皆さんはコロナに加え,入試概要が変更になり,変化に対応するのに苦労したことでしょう。
その中で,真剣に受験勉強をし,入試を迎えたことは人生において素晴らしい経験です。
本日の合格発表で,合格だった子も,残念ながら不合格だった子も,
この経験を,今後の大学受験や就職活動に生かし,飛躍を遂げることを期待しています。
習志野市(実籾・東習志野・大久保)・千葉市(花見川・長作)・船橋市(三山)地区の
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実籾駅から徒歩4分,メインストリート沿いにあり通塾も安心です。
これから高校受験を迎える小中学生の皆さま。
第一志望校の合格に向け,共に歩みましょう!